
Orange™ PPC421 Limited Edition は、Orange Amplification が工場で限定生産した 4×12 スラントフロント・キャビネットのバリアントです。本機は PABLO 自身が所有し、現場で実際に鳴らしてきた個体であり、Celestion™ Vintage 30 を搭載しています。
Limited Edition たる所以 — 前面メタルグリル
本機の最大の外観的特徴は、前面に装着されたメタルグリルです。標準 PPC421 が布グリルを採用しているのに対し、Limited Edition ではメタルグリルが採用されています。グリル素材は、高域帯の反射と回折に直接影響するパーツであり、本機のトップエンドのキャラクターの相当部分は、このメタルグリルに由来します。布グリルが高域を柔らかく抜けさせるのに対し、メタルグリルは芊のある高域を返します。
製造年と内部ブレーシング
Limited Edition は、製造年および内部ブレーシングの仕様が標準モデルと異なります。この差が、ミッドレンジの特定帯域に固有のピークを立ち上げ、低域の収束の速さにも標準仕様とは異なる挙動を与えています。同じ Celestion™ Vintage 30 を搭載していても、標準 PPC421 とは別の音響挙動を示すのは、この内部構造の差によります。
Commune Modifi — バスレフ改造
本機の背面には、Commune(株式会社モビーディックが手掛けるギターアンプ/エフェクターのモディファイブランド)によるバスレフポートが新設されています。本来クローズドバック前提で設計された PPC421 の内部容積に対し、空気の動きを意図的に逃がす加工です。改造後は、低域のアタックの抜け方、過渡応答、マイク収録時の近接効果の出方が変化します。
PABLO 監修
マイク選定、配置、トーン調整はすべて PABLO 自身が監修しています。スタジオワークおよびライブ現場でこの個体を実際に鳴らしてきた当人だからこそ判断できる「鳴らした時の像」を基準に、各マイクポジションが選ばれています。
What This IR Captures
工場限定生産の Limited Edition 内部ブレーシング、前面メタルグリル、Celestion™ Vintage 30、Commune によるバスレフ加工。これらが組み合わさって生まれる、芊のある高域とタイトな低域収束を持つ Limited Edition 固有のトーン・フィンガープリントを収録しています。
— Available in 96kHz / 48kHz / 44.1kHz
Microphones Used









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